仮想通貨担保の融資会社、米国のCRED が詐欺で計画倒産

あーあ、日本のビットコイン長者、億り人達がまた全てを騙し取られる事件が発生した。まあ最初から仮想通貨は法的にも技術的にも、詐欺られる要素だらけのポンジスキームだった訳だから、こうなることは想定の範囲内だ。でもかなりの被害者が日本人にもいるようだ。クレドに預けていた(貸して利息をドルで受け取るために)時価数百億円の仮想通貨が一夜にして戻らなくなったのだから、マウントGやコインチェックと同じく被害は甚大なはずだが、ネズミ講のピラミッドの本尊だけが法定通貨に換えてどこかに消えたとみる。
CREDはチャプターイレブンだ、新しい買い手が現れた、などとのらりくらりと時間稼ぎするだろうけど、最初から詐欺目的なんだから戻る訳ない。結局、大口では現金化できない仮想通貨を世界中からねずみ講式にかき集めて少しずつ現金化して自分の懐に入れてドロン。 まあ国が違えば金商法も監督官庁もない無法地帯なんだから、そんなところに資産を置く意味が分からない。

仮想通貨好きな人は当初の値上がりと自分に酔ってしまい、そもそも国家の意味や金融の仕組み、アンチマネロン法などの現実社会を知らないまま億り人になった人が多いイメージだ。これに加え、高学歴でちょっと金のあるエリートだと一番騙されやすいターゲットになる。ちょっとレアで美味しい話は自分にはわかるという自己欺瞞ね。それにしても日本人の小金持ちは騙される人が多過ぎ! もっと活かせる使い道があるのに毎年何百億円もの詐欺に合い、それが悪党に流れていることが本当に残念だし、憤りを感じる。これからこのブログで情報発信して、少しでも詐欺被害を減らしたい。奇を衒った投資案件を好む人が多いけど、それだけリスクも高いということ。リスクリターンの良い投資案件は意外にも身近にあって誰でもいつでも安く買えるということを私はお伝えしていきたい。高い手数料を払ってプロに任せる必要は無くなりますよ。

リターンリバーサルデー

トランプ政権がコロナによって消滅したとたんにワクチン開発ニュース。これまで上昇していたコロナ銘柄が1日で10-20%も暴落し、放置プレーだった銘柄が同じく大暴騰した面白い相場だった。ファイザー等のワクチン開発の目途はトランプさんが言及していた通り、ある程度予想できたことだけど、大統領選の結果が判明した直後のタイミングもあって10月頭位から警戒していたコロナ銘柄から非コロナ銘柄へのシフトのトリガーが引かれた。半年で数倍まで上昇する限られたグロース株を尻目に随分と苦虫を嚙み潰したように待たされたプロ投資家達が一気にバリュー株、非コロナ、アフターコロナ銘柄へ飛びついたようだ。私も約半年かけて仕込んでいたBDC(リートを同じ仕組みの米国上場のビジネスデベロップメントカンパニー)、グローバルホテル系REIT、オイル銘柄、等が一気に20%近く上がったやれやれだが、トランプ勝利に賭けて先週買ったエクソンは12%の利食いで直ぐに売りあとはもう少し保有するつもり。グロース銘柄はチキンレースになっていたのでかなり警戒していたものの、売るタイミングをやはり少しの差で逃した。まあ、わかっていても売り時ドンピシャは無理だから仕方ない。かといって業績見通しも現在のバリュエーションも他に比べたら割高ではないので、更に安くなったらナンピン買いを入れるつもり。しかしいつもそうだけど、じりじりと上って一気に落ちるのが株式相場のお決まりだ。プログラム運用、それと短期志向のロビンフッター、デイトレーダーが増えたのも原因かと。まあ売却後手が出なかった人のMMFや現金残高が豊富にあるから追証による投げが終わったらまたシーソーゲームになると思う。